I guess designers are ten years from now
自分が19歳の時は、京都造形芸術大学の空間演出デザイン空間デザインコースに所属していました。 その頃がちょうど10年前であって、当時自分が思っていたなりたいデザイナー像はおそらく「ファッションデザイナーになりたい」「グラフィックデザイナーになりたい」「建築家になりたい」とかそういう思考でした。 今思えばすごーくざっくりしてたなって改めて思いますねー。当時はまだ、自分の作るものとか、友達の作るもの、プロの作るものそれぞれにがむしゃらに興味を持っていた頃でしたが、進路的な目線で考えると一体何に向かって考えてる思考なんだろーってところでしたね。 就職サイトとかを見ると確かに分類としては「〇〇デザイナー募集中」のようなカテゴライズがされててそう思ってしまうのは間違いもないし、多くの会社組織で現実専門分野・部署に分かれて仕事が成り立っているのも今も昔も事実ですからね。 ただ今になって気づいた事は、そのデザイナーの分類の仕方が古い情報なんだなって思うよーになりました。そう考えると広告代理店の組織体制(新卒からデザイナーではなくディレクタースタート)は、納得もできるような気がします。 ここから本題ですが、私が今現在で考えられる次世代型のデザイナー像(IoT・VR・Wearableなどの革新含めて)は、美術・工芸の原点回帰がきて、職種のカテゴリが絵画ジャンルになるような動きがくるんじゃないかなーって思ってます。 上の文脈だと少し分かりづらいのでもう少し自論すると、以下一例として書きます。 3D、4D、VRが発展し素材価格の緩和や新素材の発明、データ互換が紐付いた瞬間にまず彫刻家が今の職種に置き換えるとプロダクトデザイナーのような動きが取れることが考えられます。確かに機能美や形状などの追求はありますが、計算から生み出される形状は機械やAIが工業産業やラインまでの考えを精査する強みがあり、人の手や頭で動かすには、デザイン〜生産軸まではとてもシンプルとはいえませんからね。
彫刻家 Antony Mark David Gormley
じゃあなんでもっと複雑になりそうな彫刻家が先端にいそうなのかって思うと、クライアントを含め、その場で形状やビジョンを正確な技術で伝達する可能性があるからですね。 彫刻家に関しては、もう数年前から海外での3Dスキャナやプリンタで近い動きもみれてたり、もしくは医者などの医療関係も非常にクリエイティブに近い動きを取る可能性が大きいですね。 デッサンやイラストもそうですが、その場で作れる人はどの業種でも強いですからね。 HTMLが1989年に生まれたわけですが、HTMLは機械内の言語であり、リアルのスピード(会話)を超えるものは、さすがに考えられないかなという視点が今思ってることです。 今の自分の中の結論を出すならば、最速伝達(リアルの会話)の手法にもっともマッチでき貢献できるプレイヤー、すなわちカテゴライズにとらわれない型を持つプレイヤーがこの後のデザイナー像なんじゃないかなーって思いますねー!